彼は

「マニラについてきてもほとんどひとりだし
　知り合いもいないしやっていけないよ。
　そんな環境の中で一緒に来てもらうのは
　申し訳なさすぎるから別れたほうがいい」と。


会社からは　3年間マニラで働いてもらう　と

言われたみたいですが、実際そう言われて

その通りに帰ってきた人はほとんどいないらしく。

海外勤務になった別の先輩は、彼女がついてきたけど

誰も知り合いがいなくて生活環境も違うマニラで

暮らせていけなくなって別れた　という人もいたみたいです。



私たちはどうか分からないじゃん。

私たちなら楽しくやっていけるかもしれないじゃん。


そんな思いを抱えながら旅立ちの日が来ました。

その日は、空港まで見送りに行きました。


息も出来ないくらい涙が溢れてきました。

手荷物検査を終えた遠くに見える彼が

高くこぶしをあげた姿が最後でした。


彼を見送った後も涙が止まらなくて

震えも止まらなくてトイレで声を枯らしながら

永遠と泣いていました。


1時間泣き続けてようやく帰ることができました。

まさかこんなふうに自分がなると思っていなかったし

それだけやっぱり好きなんだなっと実感しました。


私たちは結局うやむやな状態で、

海外へ行ってからは電話したり

友達と2人で遊びに行ったりと、連絡は取っていましたが

だんだん回数は減っていっていきました。



私は思いの丈をぶつけようと

彼が旅立ってから1年後、日本に帰ってきたときに

家の近くのカフェで手紙を渡しました。

8枚に渡って綴った手紙。


出会ったときのこと、旅行先で楽しかったエピソードと

最悪だったエピソード、嬉しかったこと、悲しかったこと、

今まで話したことないこと、大好きなところ、

海外生活が辛くても、一緒に生きていきたいということ。


目の前で読み終わった彼は、

「こんなに思ってくれてありがとう。
　らす子がいてくれて人格も変わったし人生も変わった。
　俺もらす子には本当に感謝してる。」


お互い笑顔でした。

手紙に今までの寂しい思いや辛い思いを綴って

すべて書きつくてそれが彼に伝わって私は満足でした。

私は、もう彼はよりを戻すことないだろうと感じ取っていました。


彼は新たな世界にひとりで足を踏み入れ、

そういった変化の中で過ごしていくのが好きなんです。

もう日本では働けないって言ってましたからね。


でも、これでさようならということではありません。

私たちには強い絆があるので

これからは良き理解者として、親友として

仲良くしていこうとコーヒーの匂いが漂う

古民家風のカフェで、笑顔で握手をしました。




ちょっと長くなってしまいました。笑

昔の話ですが、思い出して

ちょっと感傷的になってしまいました


と、こんな過去がありまして、

別れたときが27歳。

27で彼氏いないとかやばい！！！！

ってなりますよね笑

まわりは結婚する子も増えてきて

子供もいる子もいました。

今から彼氏を探して結婚できるかどうか

判断してってなると、ちんたらしていられない！


そのとき、私の誕生日まであと1ヶ月半。

絶対誕生日までに彼氏を作るぞ

という強い強い思いがあり、

合コンでちまちま探していられないから

手っ取り早くアプリだ！！！

とアプリを始めることにしました！笑

絶対に前の彼よりスペックの高い彼氏をつくるとも笑



悲しくなったり熱くなったりしましたが、

今日はこの辺にしてまた次回にします笑

お付き合いありがとうございました！

よければまた見に来てください